私たちが生きるということは、喜怒哀楽の荒れ狂う波が立つ、悲しみの海の中を迷いさまよっていることなのかもしれません。ひと時の喜びも、それが悲しみの種になったり、つかの間の楽しみは、苦しみの入り口だったりします。
 辛くせつない一生は、“私”の問題です。決して他人事ではありません。生きるということは、時にゴールが見えなかったり、答えがでないものなのではないかと感じます。しかし、その答えの出ない問いを求め続けるところに、進むべき道がおのずと見えてくる思いもいたします。もしかすると、涙は心の眼をも洗ってくれるのかもしれません。
(2014年2月)
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