言葉





	ここ半月ほどで北海道に台風がいくつかおとずれ、その上陸に慣れていない私たちは、驚きをおぼえます。嵐のないことを祈るばかりですが、お天気なのでそうも言っておれません。　私たちの生涯においても、さまざまな嵐が身に降りかかります。思うようにいかない日や悲しみをこらえて胸の奥底に感情をしまう日もあります。そんな日々の中でも、大切な人と自身に恥じない歩みを一歩一歩ひたむきに進めていくことが、肝要であると感じます。台風のあとは、かえって空気の塵が洗われ、清々しい晴れ間に遇うものです。
	（2016年9月）

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