亡き肉親が我が家に還ってくるというお盆の月となりました。この時季になると、自然と亡き人の面影をふと感じ、懐かしい想いにさせていただき、なんとなく安らかな気にしてくださるのは、不思議なことです。
 私たちが今は亡き身内の生前を想うとき、そこには忘れられない思い出やかけがえのない物語のあることに気付きます。一見、平凡に見える人生もそれは唯一のものです。この歌のように、ひたむきなおじいさんの姿にも様々な忘れがたい思い出のなかに、涙があり、笑いがあり、汗があったことでしょう。
 お盆に際し、自らの来し方を想い、それぞれのご先祖のかけがえのない思い出を感じながら、ひたむきなお念仏の日暮らしを送りたいものです。
(2017年8月)
2017年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2012年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月