どんなに本を読んでも、わからないことがあります。人と人の関わりにおいてのみ、みえてくる事柄がそれです。私たちは、自分とは別の人格・他者との関わりから、大切なことを感じます。一人称の私≠ニあなた≠ニ呼べる二人称の関わりにおいて、真実と向き合うことができるのです。
 小林一茶の句に「ともかくも あなたまかせの 年の暮れ」とあります。一茶のいうあなた≠ニは、如来さまのことです。宗教的人格との関わりから、一茶はいわく言い難い大切な事柄を感じておられたのです。
 人それぞれに、あなた≠フ対象は違えど、その関わりを大事に生きてゆきたいものです。
(2018年7月)
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