十人十色といわれるように、人はそれぞれ色≠ニいうものを持っています。しかしながら、私たちは自身の色というものを見定められなかったり、または他者の色をうらやましいと思ったり、他者とくらべてねたんだりさげすんだりします。その行為によって、私たちは思い悩むのです。
 私≠ニいう存在は、この世界で唯一であり、かけがえのない自身であると気付いたとき、あるがままの色で輝くことができるでしょう。自身の色に気付くのは、暗闇の中ではわかりません。私を照らしてくださる光があればこそです。阿弥陀さまの光明は、私たちをやさしく照らしてくださっているのです。
(2018年9月)
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