浄土宗の宗祖であり、お念仏の元祖である法然上人(1133〜1212)は、お念仏の信心について次のようにお示しであります。「はじめには我が身のほどを信じ、のちには仏の願を信ずるなり」私たち自身の在り方を深く見つめると、喜怒哀楽の中にいつも右往左往して、落ち着くことがありません。時として、自分でも驚くほどに恐ろしい心を持っていることに気付くことがあります。そんな救いようのない私を、阿弥陀さまは見捨てることなく、受け止めてくださるのです。
 春のやわらかな日ざしを感じるこの頃、我が身を見つめつつ、お念仏の日暮らしを送りたいものです。
(2019年3月)
2019年  1月 2月
2018年  1月  2月 3月  4月 5月  6月 7月 8月 9月 10月  11月  12月
2017年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2012年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月