すべてのものは移り変わります。人もしかり、またその住み家も同じ状態を保つことはないでしょう。しかしながら、その変わりゆくさまを実体験としてまざまざと感じる時、感傷的になってしまいます。その憂いを抱える私を、変わることなく常に照らしてくださるお方が如来さまです。その如来さまの大いなるやさしさにふれる時、永遠ということを感じさせて頂けるのだと拝します。この年の瀬、悲喜こもごもの一年を振り返りつつ、お念仏のなかに暮れてゆきたいと存じます。
(2022年12月)
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