今月の言葉 2012年7月

どぶに落ちても根のある奴は いつかは蓮の花と咲く


「男はつらいよ」 歌詞より

 蓮は、泥の中から清らかな花を咲かせます。その泥に染まることなく、清々しいその姿は、私たちの心を打ちます。
世の中をふらふらと生きているようにみえるフーテンの寅さん。しかし、その寅さんに魅了される方は少なくないでしょう。それは、寅さんが外には見えない信念という〝根〟を持っているからこそ、人々の心の琴線にふれるのではないでしょうか。
阿弥陀さまの救いの船に乗れば、私たちの行く末は定まります。この浮き世の荒波にもまれようとも、信心の根を養いたいものです。