今月の言葉 2018年11月

あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなぁ 自分が自分になるための

相田みつを

 晩秋になるとたくさんの落ち葉を目にします。その落ち葉は、冬を越え春を迎えるとしだいに大地に還り養分となります。相田みつをさんは、過去の苦しみや悲しみが自身を養う肥料になったと述べています。自分の人生はだれのものでもありません、唯一のものです。辛いこと、悲しいことがあった時、その時点ではなかなか受け入れがたい出来事でも、時が経ち、今を生きることで過去の悲哀が現在の自分を成り立たせていることに気づくのです。