今月の言葉 2022年10月

渋柿の 渋の抜け去る 秋を待つ

句仏

干柿には、なんとも言えぬ豊かな甘みがあります。その原料は、渋柿を使うことが多いようです。渋がいつの間にやら甘露味になるのです。私たちが生きていく上でも、苦渋をなめる日々があります。しかし、ひたむきに生きていれば、その苦しみや悲しみがいつしか本当の幸せや喜びを感じる大切な機会だった思う日がきます。私の一生において、無駄な日々など一日もないと頂けるよう、お念仏の日暮らしを送りたいものです。