今月の言葉 2019年1月

阿弥陀仏は八万四千の光明を放ちて照らし給うなり 平生の時 照らし始めて 最後まで捨て給わぬなり

法然上人
「念仏往生要義抄」

 1月25日は、法然上人(1133~1212)の祥月御命日です。法然上人は、お釈迦さまの教えの中から、自己中心的あり方をしている私たちが、この身のまま救われる道、お念仏の道を説き示してくださいました。
いつ終わりを迎えるかわからない私たちの命。そんな私たちをそっくりそのまま支えてくださる阿弥陀さま。その阿弥陀さまのやさしさに触れ、南無阿弥陀仏とお念仏を申したその時から、ついに臨終の時まで、阿弥陀さまは決して私たちを見捨てないのです。「最後まで捨て給わぬなり」というお言葉に、心強く大きな安心を感じます。この一年も、山あり谷ありのことと思いますが、お念仏申す安穏な年でありますように・・・。