今月の言葉 2020年1月

法然の専修念仏(せんじゅねんぶつ)は決して中世の特殊な現象ではなく今日にも深い意味をもつ普遍的救済思想なのであり その衝撃力は今なお衰えていないように 私には思われる

阿満利麿(あまとしまろ・宗教学者)
『法然の衝撃』

法然上人(1133~1212)は、建暦2年1月25日の正午に往生されました。今からおよそ800年前のことです。800年前というと、現代の私たちには程遠く、縁遠いように感じますが、今もなお私たちの心を温めてくれるような尊い御教(みおし)えが脈々と伝えられています。今一度、その御教えを深く噛みしめたいものです。