愛していさえすれば きみはいつでも そばにいると思っていた あのときのけんかのわけも あの涙の意味も わかろうとさえしなかった松任谷 由実
Sunnyday Holiday
浄土宗では、近年「浄土宗21世紀劈頭(へきとう)宣言」として法然上人が見出された浄土の御教(みおし)えを現代の人々にお伝えするべく、「愚者の自覚を 家庭にみ仏の光を 社会に慈しみを 世界に共生(ともいき)を」という言葉をかかげております。はじめの「愚者の自覚」とは、私たちが日常生活を送るなかで、なかなか気づくことの難しい自身の在り方を示しています。私たちは、本来自己中心的な在り方をしているにもかかわらず、その本当の自分と向き合わず、偽善を演じています。そのことを痛感するのは、大切な人を失ったときです。悲しみは本当の幸せを教えてくれる機会です。「愚者」つまり私たち凡夫(ぼんぶ)のための御教えが、浄土宗なのです。