新年度がはじまりました。真新しいスーツに身をつつんだ姿を見ると、心の中でエールをおくりたくなります。これからはじまる競争社会という荒波にもまれつつ、頑張ってほしいと願うばかりです。
 そんな市場社会では、無駄をはぶき、数値を重視し、すぐに結果のでないことは悪とされます。それが、経済の基本であり、原理です。しかしながら、私たちの一人一人の生き方にスポットをあてた時、それらの役に立つもの尊び、役に立たないものを排除する≠ニいう経済観念だけで満足できるでしょうか。私たちの人生は、生だけでなく死も含めたものです。そういう捉え方で人生を眺めた時、一見、意味のないような出来事が味わい深い意味を持ち出すということがあります。また、価値のないとされる事柄が、実は大切な思い出だったりします。数字や言葉に表すことができないものにも、視座を持ち、生きてゆきたいものです。
(2018年4月)
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