『源氏物語』は、千年前に書かれたものでありますが、今も色あせることなく私たちの心をうちます。この物語は、華やかで多彩な恋愛が描かれているように思いますが、その底流には、人々の苦悩や悲嘆が浮き彫りにされています。読み手は、その苦悩や悲嘆を自らのそれと重ね、『源氏』の多様な登場人物の中に自身を投影するからこそ、どんなに時代が変わろうとも、この物語が読み続けられているのだと感じます。涙なしでは、歩むことのできないこの道。お念仏をつえはしらとして、歩んで参りたく存じます。
(2024年5月)
2024年 1月 2月 3月 4月
2023年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
2022年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2021年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2020年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2019年  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2018年  1月  2月 3月  4月 5月  6月 7月 8月 9月 10月  11月  12月
2017年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2012年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月